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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】奇妙な足音

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小学5年の時の体験。

家の近くに、

『UFOの基地がある』

と噂されている山があった。

実際、

『その山の上空に奇妙な動きをする光の球を見た』

と言う友人も複数人いた。

そこで当時UFO博士を自認していた私は、
基地を見つけてやろうと探険を決行することにした。

当然友人たちには内緒である。

自分ひとりで発見し、
後でみんなに自慢しようという、
非常に幼稚な発想からだった。

ある日曜の朝、
ひとりで山を登り始めた。

この山は200mほどの高さで、
頂上に神社があるだけで険しい場所もない、
小さななだらかな山である。

神社には山道が一本続いている。

私は山道をだらだら登っていった。

中腹あたり。

山道を登って行っても神社に着くだけなので、
道を外れ山の中に踏みこんで行った。

しばらく木々の間をわけいりつつ歩いて行くと、
急に妙な気配が漂っているのを感じた。

なんとも言えない嫌な気配。

なにかが近づいてくる。

音がするわけでもないし、
臭いやなにかがしたわけでもないのに、
山の下の方からなにかが登って来る気配を感じた。

もし大人だったら…
見つかったら怒られるかもしれないと思い、
岩陰に隠れて様子をうかがった。

すると、気配を感じた通りに下の方で音がした。

木の葉(秋だった)を踏みしめる音がする。

やっぱり大人が登ってきたんだと、
私は身を小さくして隠れていた。

音が近づいて来るのを聞きながら、
奇妙なことに気がついた。

足音が変なのだ。

普通、大人が登ってきたのなら、
かさっ、かさっという感じで、
リズムよく登って来るはずだ。

なのにこの音は、一度かさっと木の葉を踏みしめた後、
しばらく間があいてからもう一度かさっ、と音がする。

そう、ちょうど一本足で
けんけん飛びでもしながら登って来るような音だった。

私はパニックになってしまった。

なにものが登って来るのか確かめたかったのだが、
人間じゃないなんかへんなものが登って来るのだ。

これは絶対見つかってはいけないと、
口を手で必死に押さえじっとしていた。

やがて足音は
私の隠れる岩の少しむこうを通りすぎて行った。

私には気づかなかったようだ。

足音が山頂の方向へ去って行ったのを確かめてから、
私は岩陰からそろそろと這い出た。

そして山の上の方を見た。

……いた。

山頂にむかって一本足で登って行く影。

ゆらゆらと体全体をくねらせながら、
ぽーんとジャンプするように登って行く影を
私は見てしまった。

すぐにその影は木々の間に消えて見えなくなってしまったが、
まちがいなく一本足だった。

怖いというのも通りすぎて錯乱状態のようになりながら、
私は山を駆け下りていった。

その日の夜には発熱までして、
数日小学校を休む羽目にまでなった。

…あれがなんだったのか、
いまだに説明がつかない。


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