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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】信号待ち

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これは先週の日曜日の、昼間の話です。

ちょっとした用事があり、
自宅から1時間程離れた埼玉県の川越市に、
バイクで出掛けました。

風も無く、とても良い天気でしたので、
気分よく走ることができました。

ところが、目的地に着く間近で、
ちょっと道に迷ってしまったのです。

まあ、道に迷ったと言っても市街地ですし、
大まかな土地鑑はありましたので、
適当に走っていれば近くに行けるだろうと、
のんびり走っていました。

10分程走った所、
狭い道(車がぎりぎりすれ違える位)に出ました。

道が狭いのですが、割と交通量があり、
ちょうど地元の人が使う抜け道のようです。

その道の途中で赤信号に引っかかりました。

信号待ちの車の列は約10台。

すり抜けて列の先頭に出るには道幅が狭く、
私のバイクは列の最後尾で停止しました。

停止車両の列の中程、
5台目付近に佐川急便のトラックがいました。

今から思うと不思議なのですが、
そのトラックが目に入った時、
一瞬、嫌な胸騒ぎがしました。

信号が青に変わり、
先頭の車から順々に発進して行きます。

青信号の間隔が短そうだったので、
もう一回信号待ちかなと思いつつ、
前の車が発進するのを待っていました。

その時、おかしなことが起こりました。

佐川急便のトラックが、
前の車が発進したにもかかわらず
全く動かないのです。

はじめは、
ぼーっとしてるな位に思っていましたが、
1分、2分たっても動きません。

今から思うと不思議なのですが、
後ろで待っている車もクラクションひとつ鳴らさず、
おとなしく待っているのです。

とうとう前方の信号がまた赤になってしまいました。

佐川急便のトラックの前には、
自動車4台分のスペースが空いたままです。

もしかしてあのトラックのドライバーは、
車をあそこに止めて、
何処かに荷物を届けに行ってるのかも知れない。

それに、いつまでもここで待っている訳にも行かないし。

そう思った私は、対向車が来ないことを確認し、
対向車線にはみ出しながら車の列を抜きにかかりました。

たいした距離でもないので、
ゆっくりと一台ずつ抜いていきます。

一番最後に、
問題の佐川急便のトラックの所にさしかかりました。

気になったので、
トラックの運転席をひょいと覗き込みました。

「うわーっ!!」

思わず叫んでいました。

その時私の姿を見たら、
バイクに乗ったまま20センチ位、
本当にのけぞっていたと思います。

「死んでる・・・」

無人と思っていたトラックの運転席に、
ドライバーはいたのです。

両手をハンドルとダッシュボードに投げ出し、
上半身を突っ伏していました。

顔はハンドルにもたれたまま、
私の方を向いています。

詳しく調べた訳でもないのに、
死んでいると思ったのは無理もありません。

顔面は真っ白で、
両目とも白目をむいてます。

口は開いたまま、
舌がはみ出していました。

目に見える血液や外傷はなかったので、
ちょうど今、
心臓発作で死んでしまったように見えます。

日曜日の真昼間に、
まさかこんな光景を見るとは夢にも思わなかったので、
0.5秒位、本当に頭の中が真っ白になりました。

とはいうものの、
何とか自分を取り戻し、
ようやく回り始めた頭で考えました。

心臓発作かなんかかな。

こういうことってあるんだな。

とにかく後ろの車のドライバーに知らせて、
救急車とパトカーを呼ばないと。

とにかくトラックの前に出て、
バイクを路肩に止めました。

改めて後ろを振り返った時、

「えっ・・・」

私は、自分の気が変になったのではと、
本気で思いました。

佐川急便のトラックが、
何事もなかったかのように動き始めているのです。

フロントガラス越しに見えるドライバーは、
先程のドライバーと同一人物ですが、
表情はいたって普通の元気なお兄ちゃんなのです。

呆然とバイクの脇に立ち尽くす私の横を、
佐川急便のトラックを先頭に、
これまで止まっていた車が次々と走り去っていきます。

以上でこの話は終わりです。

これは一体何だったのでしょうか?

こちらを向いている凄絶な死顔が、
今でも頭から離れないのです。


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