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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】女子工員

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うろ覚えなので変なとこあってもご愛嬌。

長女である妹が製糸工場へ勤める事になった。

この村の女は大抵女工になる。

こんな田舎村で農作業をするよりも
よっぽど金になるからだ。

連れられていく妹を見送りながら横目で米俵を見る。

妹と引き換えに得た米…。

父も母も兄弟達も妹よりも
米俵に気が行っているようだった。

かく言う自分もそうだった。

今日は米の飯が食えるぞとそればかり。

勿論別れは寂しいし、
妹にばかり大変な思いをさせて…
と申し訳なく思う気持ちもあった。

が、その後ろめたさも米俵の前では薄れてしまう。

貧しかった。ひもじかった。かなしかった。


数ヶ月後、
工場の近くの川で胆がえぐり取られている男の死体が発見された。

そのまた2,3ヶ月後女の死体が見つかった。

死体には胆がなかった。

労働条件が悪く労働環境の不衛生な製糸工場で、
ある病が流行った。

当時恐れられていた結核だ。

その結核の民間療法として怪しげなものまで信じられていた。

…胆、人間の胆が結核に効く、
食べると結核が治るというのだ。

どう考えても異常なのだが、
藁をもすがる思いが
常識感覚を麻痺させていたのかもしれない。

兄は胆を結核になった妹に差し入れとして、
食べさせていたのだ。

結局というか当然の事だが、
結核は治るはずもなく、
妹は工場内の隔離小屋で病死。

兄は…逮捕され、
妹が死んだと告げられて数日後に自殺した。


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