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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】一番いい所

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小学校の頃の図書館の壁新聞に書かれていた
ヨーロッパあたりの民話。

後味悪いというか、
ちょっと釈然としない話なんだけど…。

ある田舎に、
真面目だが貧乏な青年が住んでいた。

いくら働いても暮らしは良くならない。

そんな青年の所に醜い老婆の顔をした妖精が現れ、

「これからずっと、
この家の門をくぐった物の一番いい所を私にくれるというならば、
お前を金持ちにしてやろう」

と話を持ちかけた。

青年はそれを承諾。

青年はパンでも肉でも何でも、
家の門をくぐった物の一番いい所を妖精に分け与えた。

それから青年の生活はどんどん豊かになっていき、

結婚の話が持ち上がり、
美人の花嫁をもらうことになった。

花嫁を家に連れてきたその晩、
妖精が青年に

「約束だ、この家の門をくぐったもの…
花嫁の一番いい所、顔をもらう」

と言った。

青年はそんな事はできない、勘弁してくれ
と頼むが、妖精は約束だと言って譲らない。

「仕方ない、時間をやろう。
明日の朝、花嫁の顔を取りに来る」

と言い残し、消えた。

仕方なく青年は
花嫁に妖精の事を打ち明けると、
花嫁は驚き泣き崩れた。

そして翌朝、
妖精が顔を削ぐ為のナイフを持って
花嫁の所に現れた。

しかし、妖精は花嫁を見た途端

「ヒィィ!こんな醜い顔いるもんか!」

と叫んでどこかへ消えてしまった。

花嫁は一晩中泣き続けていた為、
顔を醜く真っ赤に腫らしてしまっていたのだ。

それから妖精は二度と現れる事もなく、
青年と花嫁は幸せに暮らしましたとさ。

おしまい。

約束を破ったのに幸せになるとは…。

泣き腫らしたくらいで
そんなに都合よく不細工になるのか?
と思った当時小学生の自分。


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