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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】数学

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天才的に数学のよくできる中学生がいた。

学校の教師は彼に非常に目をかけていて、
行く行くは大学に進ませて
立派な数学者に育ててやりたいと考えていた。

ところが、この子の家は非常に貧乏で、
上の学校へ子供を進めてやれるような余裕はなかった。

教師は八方手を尽くして
何とか進学させてやろうとしたが力及ばず、
その子は家の為に働くことになってしまった。

ただ、彼は数学をあきらめたわけではなく、
仕事の合間にコツコツと独学を続けていたようだ。

それから三十年たった。

今は老人になった教師の家に、
ある日、その教え子が訪ねてきた。

かつての少年も今は四十男のなっていたが、
彼は目を輝かせて一冊のノートを差し出した。

自分は『大発見』をしたので見てもらいたい、
と言うのである。

教師が見ると、
そのノートにはビッシリと数学の記号が書いてあり、
それは連立方程式の解き方の論理だった。

彼は働きながらその合間に独学で考証を深め、
自分で方程式の理論を築きあげたのだった。

教師は、
それは今では普通の高校生が授業で習っているもので、
いまさら何の価値もない、とは言えず、
深くため息をついて世界のむごさを嘆いた。


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