fc2ブログ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

ホーム > じわじわ来る怖い話 > 【じわ怖】ミヤウチ様

【じわ怖】ミヤウチ様

スポンサーリンク



別に怖くもないんだが、
不思議だった話。

うちの家では神様を祭ってあるんだが、
(別に神社とかではない)
そこはちょっとした神棚じゃなくて、
8畳の部屋をでかでかと占領する祭壇?なんだ。

小振りな米俵を積んだり、縄張ったり、酒瓶が並んでいたり、
なぜかビールとか、スナック菓子とか塩が袋ごと置いてあったりする。

なんでも、どこかの神社から分けてもらった
(神様分けてもらうってどーよ)格の高い神様らしく、
うちでは『ミヤウチ様』って呼んでる。

で、むかし小さかった頃、
そのミヤウチ様に供えているお菓子を俺は食べちまったんだ。

子供のすることなんで、
隠ぺい工作とか高度なことはできず、
お菓子の袋をテレビの後ろに隠していたらそっこーでばれた。

当然オヤジがブチ切れて、
かなり長時間こっぴどく怒られた。

それで、
最後にミヤウチ様に謝ってこいということになり、
俺は泣きながら離れに向かった。

ミヤウチ様が祭ってあるのは昔の母屋で、
現在住んでいる住居と渡り廊下で繋がっている。

旧母屋は16畳の和室で、
襖で8畳ずつに区切られるような作りになっている。

ミヤウチ様の祭壇があるのは、
入って襖に仕切られた奥の8畳だ。

俺はミヤウチ様に謝ろうと、
いつものように襖を開けた。

すると開けた先に、
何故かでっかいひげ面のおっさんの顔があった。

あまりのことに俺が固まっていると、
そのおっさんはジッとおれの眼を見て、
一言だけ

「泣くな」

って言った。

声は結構若い感じだったように思う。

まあ当然、
俺はさらに泣いて両親のもとに逃げ帰った。

話を聞いたじーちゃんは、

「ミヤウチ様見たのか」

と嬉しそうだったが、
当時の俺はビビりまくって、
ほとんどそこには近づかなくなった。

別に祟ったりしたわけではないので、
いま思い出すと、
怖がりすぎて悪いことをしたように思う。

あまり怖い話ではなかったので、
望外の反応があって嬉しかったり。

補足すると、
ミヤウチ様には正式名称があるはずです。

が、俺は忘れました。

なんか難しい漢字が並んでいる感じの名前でした。

昔、一番詳しいであろうじーちゃんに来歴を聞いたのですが、

「貰ってきた。貰ってきた」

としか言わないので(ジジイ…)、
叔父さんに詳しい話を聞いた覚えがあります。

なんでも、
曾々祖父がどこかの神社(天神系列?)の建て替えに
多額のお金を出したらしく、
その折に、うちでも祭るようになったとか(さすが長男)。

曾祖母の葬式の時にそこの神主の方が来て、
叔父はその時に話を聞いたそうです。

祭るにあたり、
格式ばった儀式のようなものはしません。

精々正月に餅を供えるぐらいです。

ですが毎食、
膳は1つ多めに用意してお供えしています。
(カレーなどを祭壇の前に置くと素晴らしくシュールですが)

うちを継ぐのは従兄(32歳毒男)なのですが、
すでに

「俺はミヤウチ様の嫁になる」

とか言ってます。

我が家でミヤウチ様を見たのは、
曾祖母(故人)と俺だけです。

曾祖母のほうは少し怖い話になります。

あとはじーちゃんが
明け方に地鳴りのような足音を聞いたことがあるらしく、
以来、ミヤウチ様は夜中に散歩していると信じて疑いません。

そのため、家の門はいつも開けてあります。

あと少し前に、
自分と同じサイズのスニーカーをお供えしてました
(ほんと残念だ)

まあ、家族のだれもが認める我が家の家長みたいなもんなんで、
これからも大事に祭っていきたいと思います。


関連記事

スポンサーリンク

コメントの投稿





この記事のトラックバックURL
https://jiwakowa.biz/tb.php/6132-b4255232