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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】父の帰宅

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私が中学の頃の話です。

私は中学の頃グレていて、
不良と呼ばれる部類の人間でした。

理由は、家庭環境が悪かったのもあります。

2歳の頃から、
祖父と祖母と三人で生きてきました。

両親は、母が亡くなり父は再婚して、
私を残したまま別居でした。

父とはあまり面識が無かったのですが、
私が中三の時にコンビニの店長になり、
隣町で働く様になりました。

夜遊びや不登校を心配してか、
週に2、3度仕事帰りに泊まりに来るようになりました。

最初は、
今更親父なんかウぜーよ!なんて思ってましたが、
やはり親子。

毎晩午前2時に帰る父が、
待ちどおしくなってきたのです。

無口な父でしたが、
初めて親子の会話というのを体験し、
今までにない生活が正直うれしかったんだと思います。

そしてもう一つ楽しみがあり、
父が毎晩ロスといって、
売れ残りの弁当や食料を来るたびに大量に持って来まして、
金無しで夜遊び厨の私には最高のプレゼントでした。

その晩は悪友とバイクを乗り回し疲れて、
家に着いたのは午前2時過ぎでした。

普段通りに父を待っていました。

ある事がおきるまで、
いつもと変わらない静かな夜でした…

その日に限って、
3時を回っても父が帰って来ません。

たまに荷物の搬入なんかで、
4時や5時といった事もあったので、
茶の間でゴロゴロしながら、
そして腹もゴロゴロ言わせながら待ってたんです。

3時半頃でしたでしょうか。

玄関のドアをコンコンと叩く音が。

帰ってきた!!

茶の間から一目散に玄関へ向かいました。

ドアを開けると父でした。

…しかし父では無いような…

あの気味の悪さは未だに忘れません。

顔色青く視線は一点を見つめたまま。

具合でも悪いのか、
それとも疲れてるんだろうか、と思い、

「顔色悪いよ?なんかあったの?」

話しかけても反応が無いのです。

私は子供心に、
大人は色々あるんだろう、なんてませた事を考えながら、
冷蔵庫の瓶ビールを開け一杯注ぎ、父へ出しました。

父は無言で飲み干すと、
立ち上がりトイレへ。

私は今日のロスを確認しました。

すると珍しく刺身類が。

スパゲッチは明日起きたら食べよ、
なんて考えてましたら、
父が10分以上経つのにまだトイレから戻りません。

なんだか心配になり、
トイレのドアをノックします。

「大丈夫!?」

しかし、コンコン…とノックが返って来るばかり。

なんなんだよ!
そう思い茶の間に戻ろうとした時!!

「開けろ!おーい!」

ドンドン!!

玄関を叩く音が!!

ええ!?親父!?なんで玄関に!?

急に心臓がバクバクしましたよ!

「は、はい!!」

おそるおそる鍵を開けます…ガチャ

…父でした。

…そこにはいつもの父が、
先程と同じ服、同じ髪で立ってました。

もーわけわからんでしたよ!

「だって!さっきトイレに!」

あわてた私を見て父が、

「この野郎!シンナーやってんのか?息吐いてみろ」

なんて言うんですよ!

いくら悪ガキだからって、
薬物は一切やってませんでした。

私は急いで父を無理矢理引っ張り、
トイレに行きました。

何故か内側から鍵が掛かってました。

私は混乱して泣き出し
父に全部話しました。

最初は冗談半分に聞いていた父も、
さすがにロスの袋を開ける前に、
私が刺身にナポリタン、
その他を全部当てたのにはビックリしてまして、
さらに、最初の父が飲んだビールは、
座布団に染み込んでました。

夜明けを待ち、鍵の掛かったトイレを、
祖父と父で裏側の換気窓を外し、鍵を外しました。

…後日談になります。

法事の時、
親戚が和尚さんなのですが、
全部話して聞いてみたところ、
父が

『疲れた 眠い 息子が心配』等と思い、
魂だけが先に帰って来たそうです。

俗に言う生霊体験でした。

霊能家系の私達家族は、
まだまだ色々体験しています。

機会がありましたらまた書きます。


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