FC2ブログ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

ホーム > じわじわ来る怖い話 > 【じわ怖】閉塞感

【じわ怖】閉塞感

スポンサーリンク



彼はエレベーターの管理、
修理をしている。

ある日、
病院のエレベーターが故障して止まってしまった、
と連絡を受けた。

すぐに車を飛ばしたが、
到着した時には2時間がたっていた。

現場へむかうと、
人だかりができている。

中には看護婦が閉じ込められているらしい。

「大丈夫ですか!」

彼が呼びかけると、
怯えた女性の声が返ってきた。

「出してください。はやくここから出して!」

がんがん扉を叩く音がする。

「待ってください。今すぐに助けます」

道具を並べ、作業に取り掛かった。

「扉から離れていてください!」

と叫ぶ。

「はやくはやくはやく!」

がんがんがんがんがん!!

「扉から離れて!」

彼はもう一度叫んだ。

がんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがん!!!

扉は狂ったように内側から叩かれている。

ちょっと尋常ではない。

パニックになっているのだろうか…。

周りの人も不安げに顔を見合わせている。

見かねて院長が、
扉に近寄って怒鳴った。

「扉から離れなさい!危険だから!」

「離れてます!!」

女の悲鳴のような声が聞こえた。

「暗くてわからないけど…
ここ、なにかいるみたいなんです!」

彼はぞっととした。

じゃあ、今目の前で扉を殴打しているのはなんだ?

つとめて考えないようにして、
大急ぎで作業にかかった。

扉を開けたとき、
看護婦は壁の隅に縮こまり、
しゃがみ込んで泣いていた。

彼女曰く、電気が消えた後、
何者かが寄り添って立っている気配がしたという。

気配は徐々に増え、彼が来る頃には、
エレベーターの中はそいつらで一杯だったそうだ。


関連記事

スポンサーリンク

コメントの投稿





この記事のトラックバックURL
https://jiwakowa.biz/tb.php/5680-55dc877d