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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】立っている女

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私の携帯にある友人Aから、
一年ぶりくらいに電話がありました。

なにやら相談してほしい事があるらしいのです。

正直不思議でした。

他の友人の又聞きですが、
Aは精神を病んで実家で療養中だからです。

私は仕事中だったので、
仕事が終わった後にとある駅で落ち合う約束をしました。

しかし、仕事が思ったより長引いて、
私は約束の時間に間に合いませんでした。

電話をかけても繋がらないので、
一応待ち合わせ場所に向いました。

そこにはAはいませんでした。

私はお腹が空いたので、
近くのラーメン屋に行きました。

そして、注文して待ってる間に電話がありました。

それはAからでした。

私はなにか不思議に感じましたが、
遅れたことを謝りました。

しかしAは、

「いや、待ってたんだけど…」

と言います。

あれ?待ち合わせ場所を間違えたのかな?と思い、
再度場所を待ち合わせ確認しました。

しかしAは、

「じゃ、家の方に行くから」

と言いました。

しかし、それでは帰りは終電に間に合わないだろうと思い、
明日の夜に会うのでは駄目か?と聞きました。

あまり煮え切らない態度でしたが、
了解してくれたようでした。

その日の深夜2時頃に家の電話が鳴りました。

正直な所、
熟睡していた所を起こされ少し腹が立ちました。

私は名前も告げずに

「どちらさまですか?」

と言いました。

しかし返答はなく、
ボソボソと聴き取りづらい声が聞こえます。

ザーザーと雨のような音も聞こえます。

しかし雨は降っていません。

それは女性の声だと思います。

『ボソボソ…』

と同時に、
ツ-ツ-と電話は切れました。

間違い電話かいたずら電話か知りませんが
腹が立ちました。

少し気味が悪い感じもしましたが、
また私は眠りにつきました。

気持ちよく寝ていたのですが、
私は急に目が覚めました。

反射的に時計を見ると、
眠りについてからまだ30分も経っていませんでした。

また眠ろうとしたのですが、
今度はなかなか寝つけません。

すると廊下から、
何か引きずるような音が聞こえるのです。

夜中でもいつも人の出入りする音は聞こえますが、
引きずるような音は初めてでした。

気味が悪いです。

ズルズル~ズルズル~と聞こえるんですから。

あとポチャポチャと、
水滴の垂れるような音もしました。

しかもその音は、
だんだん私の部屋の前に近付いてきます。

私の頭の中でさっきの気味の悪い電話とその音が繋がって、
妙に恐くなりました。

私は布団の中で息を殺してその音を聞いていました。

その音は私の部屋の前で止まりました。

ドアを開けて確かめるか否か。

私は迷いましたが、
思いきってドアの方に向いました。

台所に出て電気を付けました。

そしてドアの方に顔を向ける瞬間、
部屋の方に何か見えた気がします。

見直すと、
部屋の角の鏡が置いてある所に人らしきものが立っています。

目の錯覚かと思いマジマジと見ましたが、
やはり人の後ろ姿です。

下半身は光りが届いているので見えますが、
上の方は暗くてぼんやりとしか見えません。

体も硬直して動けません。

声も出ず息をするのがやっとです。

私はこれが金縛りなのかと思いました。

後ろ姿なので顔は見えませんが、
すごく睨まれてる気がしてしょうがないのです。

それからしばらく沈黙が続きました。

時間は分かりませんが非常に長く感じました。

私は必死に相手を睨みました。

その相手は女性だったと思います。

丈は膝までの赤っぽいスカートが見えました。

すねの下くらいから足がありません。

色は白く、普通よりは細い感じがしました。

上半身はよく見えませんが、
シルエットはぼんやりと見えました。

髪は背中まであるロングで、
濡れている感じがします。

足を肩幅ぐらいに開いて立っていて、
手はまっすぐと垂らしてました。

それは確かに人の形をしていました。

しかし、無機質というか、
言葉では言い表せません。

声も出ず体も動かず、
私はただ必死に睨んでいました。

ふと気がつくと、
コンコン、コンコン、と
ドアを誰かがノックしていました。

首も動かないのですが、
台所の窓を横目で見ると人陰があります。

そのノックする人陰も初めは恐かったです。

長い間、ノックの音は続きました。

そしてその影が動いた時に、
しまった!と思いました。

普通の人の足音と気配がしたからです。

その音はだんだん小さくなりました。

その間、
女の影から目を離していたのに気がつきました。

恐る恐る視線を戻しましたが、
そこには誰もいませんでした。

急に体が軽くなった瞬間に、
腰が抜けてその場にへたりこみました。

頭が混乱しボーっとしていました。

そして、そのまま朝を迎えました。

その日は仮病を使って仕事を休みました。

なんとか我にかえったものの、
依然ボーっとしていました。

昼頃にAとの約束を思い出しました。

予定は夜でしたが、
今すぐに誰かに相談したかったのです。

あとAの相談の内容も気になるし、
病気は直ったのかも分からなかったからです。

Aは実家で療養中だとの噂なので、
仕事もしてはいないだろうと思い、
早速電話をかけました。

しかし、
Aの携帯にかけたはずなのですが、
Aの父親らしき人が電話に出ました。

そしてAの父親の話を聞いた時、
私はショックで頭が真っ白になりました。

Aが自殺したと言うのです。

…私は少し迷いましたが、
前日に相談を持ちかけられていたので、

「今から伺っても良いですか?」

と聞きました。

Aの父親は少し考えていましたが、
了承してくれました。

Aの実家には車で一時間くらいかかりました。
(私の地元でもあります)

私は応接間へと案内されました。

そこでAの母親から聞いた話ですが、
夜中に一人出掛けたAは、
4時少し前に帰ってきたらしいのです。

朝になって、母親がAの部屋を覗くと、
Aは血だらけになって倒れていたというのです。

私はハッとなりました。

あのノックはAだったのかもしれない…。

しかし、それをAの両親に話すには、
あの晩の女の事にも触れなければならないと思い止めました。

帰る間際、ずっとトイレに行ってなくて、
駅まで持ちそうもなかったので、
Aの家のトイレを借りました。

トイレから応接間に戻る途中、
少しふすまが開いている部屋がありました。

10cm開いてるか開いてないかですが、
嫌な気分になりながらも隙間から覗いてしまいました。

やはり見ない方がよかったかもしれません…。

血が辺りに飛び散っていました。

Aは文字どおり壮絶な最後を遂げたのでしょう。

私は心からAの成仏を願いました。

しかし、何か妙に不思議な感じがします。

Aの部屋のテレビに目を移した時、
モニターには光りの反射で部屋が映っているのですが、
不自然な位置に、
よく見ると人のようなものが映っているです。

部屋には誰もいない。
目の錯覚かとよく見ても、
やはりそこにいる。

あのスカートには確かに見覚えがあります。

私はとっさに、あの夜の女だと思いました。

モニターには後ろ姿が映っています。

私は当然、テレビとは直線上にいるのですが、
普通そこに人が立っていたら、
テレビ全体が見えるはずがない。

しかし、モニターには後ろ姿が映っている…。

しかも、部屋には私以外いない。

私はとっさに応接間に走りました。

Aの家族は不思議そうな顔で私を見てました。

私は足早にAの家を後にしました。

Aの葬式の日、
久々に友人が集まりました。

葬式の帰りにとある居酒屋に寄りました。

そこで一番Aと親しかった友人Bと話をしました。

要約すると、
Aは女に誘われて入水心中をはかった。

Aは途中で恐くなり、生き残ってしまった。

そこで偶然に通りかかった人に助けられた。

しばらく入院していたが、
その時は別に変わった所はなかった。

自殺未遂から2週間ほど経って、
ようやく女の遺体が発見された。

女の遺体は身元不明で、
何も手がかりがなかった。

Aが女について知っている事は全てデタラメだった。

その辺りからAの様子がおかしくなり始めた。

…私は直感ですが、
その死んだ女はあの夜の女ではないのか?と思いました。

私はBや他の友人達に、
あの夜の出来事を全て話しました。

他の友人は半信半疑な態度でしたが、
Bだけは違いました。

Bは言いました。

「俺もそいつを見たかもしれない」

Bの話では、BはAの相談を受けて、
深夜に二人で近所のファミレスに行ったそうです。

そこで明け方まで話していたのですが、
その間ずっと店内で突っ立ている女がいたそうです。

Bも恐ろしい気分になりましたが、
その事はAに内緒にしていたそうです。

…と話している時にBが突然、
壁の方を指して言いました。

「おい、あの壁に映っている影はなんだ?」

私達は一斉に壁の方を見ました。

私もすぐに分かりましたが、
皆もすぐに理解できたようです。

そこには私達の影がぼやけて映っているのですが、
一つだけはっきりとした影があるのです。

それは一目で女とわかる影でした。

そして皆、一斉にその場からどきました。

しかし、その時には影は消えていました。

後日、私とBは、
私の祖母の知り合いの霊能者にお払いをしてもらいました。

これ以上長くなると悪いので、
その時の内容は省略させていただきます。

それ以来、その女を見る事はなくなりました。

後々気がついたのですが、
鏡やテレビに映っていた女は、
こちらを見ていたのではないでしょうか?

後ろ姿だけが鏡などに映っていただけなのでは…?

あと推測ですが、
Aはこの女に怯えていたのだと思います。

長くなりましたが、以上です。


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