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皆さん。
思春期に見る夢には、
大人になって見る夢以上に意味があるって知ってました?
私はこの話を友人にし、
その友人から上記の事を教えてもらいました。
私が中学生の頃。
4夜続けて、
連続した夢を見たことがありました。
<1夜目>
無性に腹立たしく、
母の殺害を決心する。
母の事を考えるだけで、
体がぶるぶると震え涙が出てくる。
『母を殺さなければ、
これから先生きていくのが辛い。
あいつのせいで私は駄目になっている』
と、夢の中で感じていました。
(ちなみに。実生活での私と母は、
別段憎しみ合うような関係ではありませんでしたよ!
私が反抗して叱られる事はあっても、
夢のように体が震えるほど憎いと思った事はありません)
<2夜目>
母の殺害を計画する。
深夜、学校で殺害する計画を立てる。
何時ごろ、どうやって母を呼び出し、
どうやって殺すのか…
酷く具体的に、夢の中で計画立てました。
この2夜続けての夢があまりにもリアルで、
朝目覚めた時まで、憎しみや悔しさや、
果ては武者震いまでがフラッシュバックしてきたので、
非常に怖かった事を覚えています。
それにも増して怖かったのは、
これらの夢が連続しており、
まるでドラマの間に入るCMの様に現実に目覚めたかと思ったら、
夜、またしても夢の中の『現実』に引き戻される事でした。
<3夜目>
いよいよ殺害の前日。
昼間。
何気に母と話して、
母の機嫌や様子を伺う。
私の冗談に笑う母を見て、
ほんの少し愛情というか…同情というか…
そんなものを感じて物悲しくなる。
しかし、こいつは生きている以上、
何度も何度も何度も私を同じ目に遭わすに違いない。
こいつ自身、
こんな一瞬の楽しみを除けば、
生きているのも辛い現実ばかりなのだ。
死んだほうがマシなのだ。
夜、いよいよ計画実行の日。
私は前準備として、
シャベルとタオル、ビニール、
綱(引越し用のビニール紐)などを持って学校へ向かう。
ここまでの夢の内容を、
私は4夜目の朝、母に話した。
荷物を運ぶ時の夜目にも、
白い息や(当時は冬)胸が苦しくなる程の悲しさ辛さ、
そういったものが全てリアルすぎて、
本当に私は母を殺してしまうのではないかと怖くなったのだ。
話を聞いた母は、
「最近、(私達)喧嘩したかしら?」
と明るく笑いとばしてくれて、
ちょっとだけホッとした。
どうしてこんな母を殺そうと思ったのだろう?という気持ちが、
なぜか夢の中の自分のように湧き上がった。
しかし夜になると、
夢の『現実』が迫ってくる気がしたので、
ラジオの深夜放送(当時流行っていたオール○イト××)を聞き、
眠らないようにした。
結局寝てしまったらしい私は、
翌朝、夢を見る事無く目覚めた。
久しぶりに気持ちよく部屋を出ると、
なんだか家の中がバタバタしている。
父が電話をしており、
その隣で母が呆然と座っている。
というより腰を抜かしている。
先に目覚めていたらしき兄に
「どうしたの?」
と聞くと、
「俺もよくわからんが、
どーやら、上の階の人が殺されてるらしい。
そこんちの子が朝方来て、
『お父さんを殺しました』
って、おかんに言ったらしい」
との事。
母はマンションの住み込み管理人をしているので、
管理人である母にその子は知らせに来たらしいのです。
で、母は腰を抜かし、
父はその子を連れて上へ。
死体を見たのか、
青ざめた顔で警察へ連絡。
「救急車?!呼んでませんよ!
死んでるんですよ!?
はぁ?死んでても呼ばなきゃいけないんですか?!
何言っているんだ!」
…家は大混乱でした。
上の階のご家庭は、
蒸発した母親(行き先不明)と、
飲んだくれの父親。
その父親を殺してしまった兄の同級生と、
3~4つ下の妹がいたそうです。
友人曰く、
思春期は親を殺す夢などを見る子が結構多いそうですが(^^;
でも、もし私が彼女(殺害した子)にシンクロしていたのなら、
彼女はあんなにも悲しく辛い気持ちだったのかと、
本当に悲しくなりました。
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