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上司は結構飲みにいくのが好きで、
仕事仲間(社外の出入り業者さん含む)で
よく集まっていたそうなんだ。
で、ある日飲んでから家に戻り
そのままトイレにいくと、
自分より年上の男が座っていた。
一人暮らしの家だから
自分以外がいるはずがない。
よく見ると、
亡くなった飲み仲間だった。
わー、幽霊だ、と酒の入った頭でとりあえず、
トイレに入りたいなー困ったなー退いてくれないかなー、と。
何を思ったのか上司は、
「○○サン、
悪いけどうちに来られても困るから、
トイレに入りたいし、
○○(○○さんと仲の良かった飲み仲間)のとこに行ってくれない?」
と移動をお願いしたんだ。
それを聞いたのか○○サンは、すっと消え、
上司は念願のトイレに入ってから、
消えたってことはどっか行ったのかなーと思いながら就寝。
その後、
忙しさでしばらく飲みに行けず、
久しぶりに○○に会ったとき、
いつも明るい彼が青い顔をして、上司に
「幽霊を見たんだ!」
と詰め寄ってきた。
「もしかして○○さん?」
「そうそう、家に出てさ来たことないのに!」
「○日?」
「そうだよ!
あれ誰が俺が話したやつに聞いた?
俺直接話してないよね?」
「あー、ごめん。
○日に多分俺のとこに先に来てるわ」
「え、先に?なんでわかるの?」
「俺のとこに来られても困るから
○○の所に行ってくれない、
って言ったからごめんな。
ホントに○○のとこに行ったのか。
家に行ったこと無いから行かないかと思ったわ」
上司は○○さんにぶん殴られたそうです、
そらそうだ。
「幽霊になると、
行ったことが無いところに行けるんだなー」
と、しきりに上司は関心していました。
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