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『ヒカルの碁』のアニメ放映時に小学生だった私は、
碁にハマった。
身内で碁を打つのは祖父と私だけで、
祖父は孫と碁が打てる事をとても喜んでいた。
まあ大人気ない人だったので、
大抵コテンパンにやられてたけど。
私が高校生の時に祖父が亡くなり、
立派な碁盤と碁石が祖父の遺言で私のものに。
現在、
社会人囲碁サークルに入っていて週末は打ちに行くんだが、
祖父の碁盤と碁石を使って打ってると祖父の声が聞こえる。
しかも打つ前に教えてくれりゃいいのに、
一手ごとに、
「ぷぷwwwそこに置いたらいかんだろwww」
「あっ!ああー負けたなwwこりゃ負けたwww」
とか言う。
良い手の時は何も言わない。
祖母に言ったら、
「あの人は負けず嫌いだからねえ。
アンタが自分より強ぅなるのが悔しいんだろ」
と言われた。
いつか全く何も言われなくなったら、
祖父を超えた事になるんだろうが、
そうなってやりたいような、寂しいような。
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