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私の母方の家系は、
死ぬと鳥や虫に憑依して自分の葬式を確認しに来るんだと、
幼い頃祖母から聞かされていました。
詳しく知りたくて祖母に聞いてみたところ、
曽祖父の式の時は、
鷹が出棺するまで木に留まって
ずーっと棺を見つめていたそうです。
曾祖母は嫁に来た人のはずなのですが、
やはりお葬式の会場に蝉になって現われて、
式の間ミンミン鳴き続けて、
出棺になるとどこかへ飛んで行ったそうです。
そんな話をしてくれた祖母も去年この世を去りました。
葬式の最中は悲しさで
上記の話を思い出す余裕もなかったのですが、
いざ出棺になると、
外は雨が降っていたにもかかわらず一匹の蛾がヒラヒラと飛んできて、
まず坊主の頭にとまり、
その次に私や親族全員の頭にとまって、
最後に仏壇を一回りして外へ飛んでいきました。
あぁ、ばあちゃんが最後のお別れに来てくれたんだと思いましたが、
なぜ蛾だったのか?
自分の時は何になるんだろう?と思うと、
今から不安でたまりません。
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