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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】人形が苦手な友人

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友人は人形が苦手だ。

ところが彼女の家にはフランス人形があって、
友人はそれを随分嫌がっていた。

小さい頃に親が買ってくれたものなので、
どうも捨てにくくて放置しているそうだ。

だが、別に不気味な人形じゃない。

ごく普通に可愛らしいお人形さんだ。

だから、

「持ち主に嫌われちゃって、
可哀相な人形なのかもしれんねー」

と友人自身も言っていた。

それでも苦手なもんな苦手らしいけど。

ある日、
久々に帰省してきた友人の家に遊びに行ったら、
その人形が置いてあった。

でももう古いせいで、
人形は髪がぼさぼさになり、
片目が壊れ、ドレスにもほこりがついていた。

なんか可哀想だな…と思っていたら、
友人が

「あー、やっぱりあれ気になる?
直さないかんのかなあ、あれ…」

友人は手先が器用で、
アクセサリーなんかも自分で作っちゃうような人だ。

なので何か壊れている物があると、
無条件で改造&修理魂がうずくらしい。

でも相手が人形なので、
どうも気が乗らないらしかった。

しかし、それを人形は聞いていたらしい。

人形、次の日から張り切った。

なんと、人形嫌いの友人の夢枕に日参し、
友人をじ──っと見つめ始めたのだ。

しかも雰囲気が徐々に重ーく暗ーくなっていく。

表情も恨めしげになっていく。

しかし友人も負けちゃいない。

「あーそのうちな」

「気が向いたらな」

「向かないだろうけどな」

とのらりくらりとかわし続け、
休みが終わったのでタイムオーバー。

結局友人は修理せずに帰って行った。

次の休み。

帰省してきた友人は、
ものの見事に人形のことは忘れていた。

しかし人形は覚えていたらしく、
再び友人の夢枕に押し掛け第2ラウンド開始。

だが思い出しても、
一向に修理しようとしない友人。

友人の家の人はほぼゼロ感で、
友人だけが昔から色々見たりしてる。

だから、人形にしてみたら
訴える相手が友人しかいない。

あまりに相手してもらえないので、
ついに人形は強硬手段に出た。

昼間、
友人が気分悪くなって横になってた時に(これはただの貧血)、
夢枕に押し掛け、金縛りにし、肩にぐぐっと乗っかったのだ!

そして顔をどアップで見せつけた!!

驚いて目を覚ました友人は、起き上がって、

「ッメエ…寺持ってって燃すぞコラァ!!!!」

叫んだ、巻き舌で。

自分は横でマンガ読んでたんだが、
めっちゃびびった。

しかし流石に可哀相だと思ったのか、
友人は人形の修理を始めた。

目は人形の構造上直せなかったらしいけど、
髪もドレスも整えられ、
他に壊れていたところも直し、
顔も拭いてもらって、
人形は一応きれいになった。

そして最後に、

「礼も詫びも要らん。
要らんから二度と私の睡眠を邪魔するな。
今度同じことやったら燃すからな!!!」

と念押しして、
人形の修理は終了した。

「だから人形は嫌いなんだ…」

とぶつぶつ呟いていた。

彼女の性格なら次回は間違いなく燃すと思う。

二度目は無い。

後で、友人ではなく私の夢に、
泣きそうな顔の人形が出てきて、

「怖かった…(> <)」

と言ったのは、
気のせいだったと思いたい


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