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のまねこ(※猫型のキャラクターブームの頃)の話。
当時、日雇いバイトで玩具会社の倉庫に仕事に行った。
そこは繁華街近くの商店街の中にあって、
立地も最高なのに店舗部分を倉庫にしてる
ちょっと変わったとこだった。
仕事内容はゲーセンとかにあるキーホルダーの検品で、
モノはノマネコの手。
肉球を押すとランダムに曲が流れるやつ。
数万個の検品が定時に終わるわけもなく、
有志のみでの残業に入った頃、不思議なことが。
検品後の梱包前のノマネコから音が鳴りまくる。
あまりにもアピールが激しかったので、
ちょ、幽霊きた、みたいな事を言うと、
呼応するように
「ノマノマイェイ♪」
とか鳴る。
疲労でテンションがおかしな方向にいっていた我々は、
YESなら「ノマノマ」、
NOなら「ノマノマイェイ」と鳴らすのだ!と指示。
すると「ノマノマ」と鳴る。
気をよくした我々は色々質問したが、
どんな問いにも答えてくれた。
仕事手伝う気はないのかお前さんは、と問うと
「ノマノマイェイ」orz
以下質問内容
・ずっとここに住んでる?
「ノマノマ」
・でもここ店舗でしょ?
「ノマノマイェイ」
・もしかしてここ閉店させた?
「ノマノマ」
・凄いなお前さん!
「ノマノマイェイ」
・地縛霊ってやつ?
「ノマノマ」
・うわー、大変だね
「ノマノマ」
気に食わない店は怪現象を起こしたり、
気に入ってた店は応援したりしていたらしい。
そんなこんなで楽しく仕事を終え、帰る間際。
検品も梱包も終わった箱からノマノマの大合唱が。
名残惜しまれたのが地縛霊でも嬉しいもんだねと、
ほっこりしながら帰った。
たまたま近くを通って思い出したので投下してみた。
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