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子供の頃に書道教室の先生から聞いた話を投下してみます。
先生の実家はお寺だったそうで、
この話は先生が子供の頃の真夜中の出来事です。
布団の中で不意に目が覚めてしまった先生は、
玄関の戸がガラガラガラっと開く音を聞きました。
『こんな夜中に誰が?』
っと不審に思っていると、
何者かが廊下をゆっくり歩いて来る音が聞こえます。
『あれ?誰か出かけていたのかなぁ?お父さんかな?』
等と、あまり気にせず寝ようとしていると、
先生の部屋の前でその足音が止まりました。
『ん?』
と襖に意識を向けていると、
襖の向こうから、
「こんな時間に失礼いたします。
私は××町の○○△子と申します。
突然ではございますが、明日、私の通夜をお願いいたします。
息子達の負担になるのも心苦しいので、戒名は普通のもので・・・」
と、話してきたので、
「お父さんの部屋は、斜め奥の部屋です!
戒名の値段については、私は解りません!」
と、うっかりな幽霊に教えてあげたそうです。
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