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父の葬儀の時の思い出。
ただ、私は通夜の間親戚と呑みまくり、
お線香の見張り番をしながら家族全員で10時間近く呑みまくり、
とベロンベロン状態だったので、
霊体験じゃなくて幻覚だったかもしれません。
葬儀の日、
仏前の不祝儀袋が溜まってくると
山が崩れたりして見苦しいので、
ある程度溜まってくると、
私はサッと取っては座布団の下に入れていた。
で、
さらに数時間おきに会計のために席を立って、
お金を金庫に入れて、
「誰々さんが○○○円」
とか帳面につけていた。
それを何度か繰り返し、
また席を立って戻ってみると、
ちょっと変な人がいた。
参列者に家族が挨拶してる後ろで、
糞真面目な顔で落ち武者コスプレの人が座っている…。
???と思って普通に無視してたんだけど、
なんかすごく悲しそうな顔で座ってるので、
思わずチラチラと見てしまった。
冷静に考えればおかしいんだけど、
周りの人も静かにしてるし、
父は割とそういうおふざけが好きだったから、
父の友人かな?と思っていた。
で、ぼーっとしてたら、
その人はいつの間にかいなくなってた。
葬儀が終わって、
みんなにその人のことを訊いてみたら、
誰も見てないと言う。
ただひとり親戚の伯父さんだけが、
「それはきっと先祖の霊だ!」
と興奮しまくり。
伯父さんは趣味で郷土史を研究してて、
「うちの先祖は、
戦国時代に合戦から逃げてきて、
農民になった元武士だ」
と主張している。
「うちの先祖は落人だったんだから、
■■(私)ちゃんの見たのはご先祖の霊だ!」
と言うんだけど、
それもおかしな話だと思うんだよね。
子孫の葬式に、
悲しそうな顔で出てくる落ち武者って一体…。
よくよく思い返せば、
あの落ち武者ちゃんと正座してたし…。
未だに意味が分かりません。
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