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うちの地域にはある妖怪の話がある。
その妖怪は「枕女」と呼ばれる妖怪で、
寝付きの悪い幼子の枕元に現れ、
寝物語を聞かせ寝かしつけるという、
非常に無害処か善良な妖怪。
昔から伝わっている話で、
年配の方々は信じている人も多い。
ただ当然の如く、
幼子の元に現れる妖怪なので、
会った記憶がある人間はいなく、
小学生の頃にこの妖怪の話を皆でしたときも、
一部が朧気になんかそんな事あったような気がする程度の話をするだけだった。
しかし興味深い事に、
その「朧気な記憶」で覚えてる内容がの一部が
ほぼ一致していた。
曰く服の色は赤か紫だったはず、
曰く正座している足元とその上に重ねられた手しか見えなかった、
曰く凄く心地がいい声、
曰く一度だけ凄く悲しい話方で話を語っている事があった気がする。
事実としてうちの地域では、
子供の夜泣きに困らされる家庭は昔から少ないらしい。
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