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病棟で夜勤していた時の話。
ALSの患者さんで、
筋力が落ちて話せない、
動けなくなってしまった女性がいた。
コミュニケーションは文字板といって
『あいうえお、かきくけこ~』
と平仮名が書いてある透明の板を使い、
相手の視線の動きをこちらが読んで理解する。
真夜中にその女性から立て続けにナースコールあり、
女性の個室へ訴えを聞くために文字盤で視線を読む。
『へやのすみに』
『くろいかんごしがいる』
読んだ途端に
もう、怖くて怖くてすぐ部屋飛び出してしまった。
廊下に出ると、
女性がまたすぐにナースコールで呼んできた。
患者さんも怖い思いしてるのはわかったけど、
自分だって怖くて訪室出来ない。
仕方なく勤務室の先輩呼んで、
一緒に部屋に入ってもらった時には
もう黒い看護師?はいないようだった。
それからその女性は
私に不信感抱いてた感じだった。
ごめん。
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