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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】夜中に鳴き声で目が覚めて金縛り

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今から20年くらい前の話なのですが、
この時期になると毎年思い出すので、
書き込みます。

あたしが、
中学一年生の真夏の話です。

その頃のうち

お父さん→お酒ばっかり飲んで、体壊して入退院繰り返してる。
お母さん→深夜の仕事。
お兄ちゃん→高校生で寮暮らし。
ペット→猫3匹

うちは平屋の一戸建てで、
かなりのど田舎なので夜は網戸にして寝てたんだけど、
ある日凄く暑い日で、
猫が夜中に鳴いてる気がして目が覚めたんだよね。

フッと気付いたら、あたし窓の方見てて、
なんとなーくあーこれヤバい感じだって思ったら案の定金縛り…。

そのまま動けなくて、
ジーっと窓見るしか出来なくて。
そしたらいきなり電話が鳴ったのね。

でも鳴るはずないんだよね。

だって電話繋がってないから。

コード抜いて仕舞っておいたからね。

でも体動かないから、

『あたしの所に来ても何も出来ないから、
どっか行って』

って心の中で願ってた。

でもそんなんじゃ解放される訳もなく…。

常に視線は網戸にあって、
出来る事はまばたきだけ。

んで、黙って網戸を見てたら、
軒下?右側の窓の右上の角の所から、
黒い影が(ちょうど猫くらいの大きさかな?)出てきて、
その時は

『あっ!うちの猫が助けてくれようとしてる!』

って思ったんだけど、
その影から一本細い、
それこそ猫の腕みたいなのが出てきて…

その腕が網戸を

ギーッ…ギーッ…ギーギーギーギーギーギー

ってめちゃくちゃ削ってて…

あーこれもぅあたしダメだって諦めようとしたら、
隣の部屋(リビング的なとこ)からいきなりドスーン!!!って、
タンスでも倒れたのかってくらいの音がしてきてさ。

ビックリして金縛りも解けて、
隣の部屋見にいくんだけど、
何も倒れてないのね。

でもよく見てみたら仏壇の位牌が倒れてて、

『おじいちゃん、おばあちゃんが助けてくれたんだ』

って思った。

でもね、
これだけじゃ終わらなかったんだよね。

それからだいたい10日間くらい全く同じ事が起きてた。

夜中に目が覚めて金縛り。

誰かが網戸をギーギー擦ってる。

ちゃんと窓を閉めて寝たはずなのに、
起きると網戸になってる。

でも、いきなり何も無くなったんだよね。

お父さんが退院してきてから…。

それから、
おにいちゃんも夏休みで家に帰って来たんだけど、
どうにもお父さんの様子がおかしい。

いきなりウーウー唸り出したり、
話しかけても全く答えなくて、
言ってる事の意味も分からない。

そんな日が何日か続いて、
ある日リビングでお兄ちゃんが凄く爆笑してたのね。

「A子(私)!!来てみろ!
とうとう親父がボケた!!」

うち、お父さんが飲んだくれなせいで、
家の中じゃお父さんが一番下の立場みたいな感じで、
お兄ちゃんも凄くバカにしてた。

んで、お父さんの所に行ってみたら普通になってて、

「なにもないじゃん」

って思ってたんだけど、
そこから始まっちゃったんだよね…。

急にお父さんが

「喉渇いたから水持って来い!!」

ってキレ出した。

私はムカつきながらも、
大きめのグラスに嫌がらせの様になみなみ注いでいったんだけど、
コップを見てお父さんは、

「早く水持って来い!!
喉が渇いた!!
なんで持ってこんのか!!
イライラさせるな!!」

って叫びだした。

私は

「は?入ってるの飲めばいいやん!!」

って言い返したんだけど、
それも分かってなのかずっと怒ってた。

だから無視して自分の部屋に行ったんだけど、
何時間も喚いてた。

流石にちょっとおかしいかな?
ってなんとなーく思ったんだけど、
眠たくて寝てたんだよね。

そして、
夕方なんだか視線を感じてハッ!ってなって起きたら、
お父さんが立ったまま枕元からジーっと私を見てた。

凄く怖かった。

いきなりだったから
ビックリしすぎて動けなかった。

しかも、
私を見てるはずなのに
どこを見てるか分からない感じだった。

それから更にお父さんのおかしな行動は続いた。

いきなり

「A子!A子!ちょっと来てみろ!」

何事かと思ったら、
蓋も開いてない缶ジュース持ってた。

どこから持ってきたのかな?って思ったけど、
それ以上にお父さんの行動と言動がおかし過ぎて、
それ以上気にならなくなった。

お父さんは開いてない缶の飲み口側に手を乗せて(蓋するみたいに)、

「見てろよ!!見てろよ!!ホラッ!!」

って手のひらひっくり返して、

「虫!!虫!!
気持ちわるいやろう!
いっぱい出てくるんぞ!!」

って…

「いや、お父さん。
何もいないから。
綺麗な手のひらだから」

そう言っても一人でワァワァ言ってた。

その日の夜。

私はお母さんに

「お父さん、憑りつかれてるよ。
お祓いした方がいいよ」

って言ってみた。

お母さんは、
お酒のせいじゃないの?って、
もう少し様子見てみようって言ってた。

で、その日また起こってしまったんですよ。

今までより酷い事が。

夜、普通に戻ったお父さんとテレビ見ていたら、
急にお父さんが腕を振り回しながら

「痛い!痛い!痛い!」

って言って泣くんですよ。

でもリビングにはたいして物無いし、
上の方を振り払ってるんだけどもちろん何もない。

そして意外とすんなり終わってくれたから、
大丈夫だろうって思って寝ることにしたんだよね。

その日も一応怖いから窓はしっかり閉めて鍵も確認して寝たんだけど、
また前と同じ様に目が覚めちゃったんだよね。

でもその日が一番怖かった…。

目が覚めた原因は網戸を擦る音。

ギーギーって音がする。

目開けたくない!

でも、開けちゃった…

そしたらまた網戸になってて、
しかも窓の外にお父さんが白目になって
ウーウー言いながら立ってた。

私、凄く怖くて固まってしまってたんだけど、
微かに何か言ってると思ってよく聞いてみたら、

「開けろー開けろー」

って言ってた。

怖くなってすぐお兄ちゃん起こしに行って、
お父さんのとこ行って!!って言ったら、
お父さんは急に

「ぎゃー!ぎゃー!」

って叫びながら、
家の周りをグルグル走り出した。

走ってる顔見たら、涎は垂れてるし、
目は白目だし、もうメチャクチャ怖かった。

それからお兄ちゃんが捕まえて、家に入れて、
お母さん帰って来るまで縛ってた方がいいのかな?って話してたら、
寝たのか気絶したのか分からないけど寝てた。

確認してみたら、
お兄ちゃん曰くちゃんと呼吸もしてるし、
脈も大丈夫ってことで、
お母さん帰って来るまで様子みておこうってなった。

んで、
お母さん帰ってきてから報告したら、
お母さんもお祓いの予約をしてたらしく、
その日までとりあえず精神病院に入院させる事になった。

朝から病院に連れて行こうとしたら、
意外にもお父さんはすんなり大人しく言う事聞いてくれた。

車に乗ってる間もウーウー唸ってたけど、
暴れる事はなかった。

病院に着いたら、
ロビーに入った途端おとうさんは

「箒とチリトリ持って来い!!」

って怒り出した。

看護婦さん達はそういうのも慣れた感じで、

「はいはい」

って持ってきてた。

お父さんは

「なんかここは!!
葉っぱばっかり落としやがって!汚い!」

って怒ってた。

そして診察が終わって入院決定。

入った所は、
牢屋みたいな隔離されたとこだった。

でも、ここから凄かった。

いたこ?のおばさんの所に行って、
まず、私がすぐ呼ばれた。

そして言われたのが、

「これね、お稲荷さんなんだけど、
最初あなたの所にきたの分かる?」

って。

私お母さんにも誰にも最初にあった出来事話してないから知ってる訳ないのに。

「あなたに見付けて欲しくて、あなたの所に来たけど、
もう正常じゃない状態だったから、
あなたを守ってくれてる人達が祓ってくれてたんだよ」

って。

そしたら私涙が止まらなくなっちゃって、
ずっと泣いてた。

うちの家って凄く大きいお家の母屋?みたいなとこで、
大きいお家は空家になってなんだけど、
そこの裏にお稲荷さんがあるらしく、
そこの御祓いと家の御祓い、
それからお父さんの服を一式御祓いすることになった。

お稲荷さんの所に行ってみて、
家のすぐ近くなんだけど物凄くビックリしたことがあった。

まず、コップはあるけど水が入ってない。

ジュースの缶は錆びて腐敗して虫が涌いてる。

祠は伸びきった木で覆われてしまってる。

足元は雑草ぼうぼうで
落ち葉で地面が見えないくらい。

お父さんが言ってたことそのままだった。

それから掃除して清めて御祓いして、
お父さんにも御祓いした服着せて、
そしたらお父さん元に戻ってた。

いたこのおばさんが、
お父さんの淋しさとお稲荷さんの淋しさが同調しちゃってたって。

それからは何もなく普通に過ごしてますが、
毎年夏が来る度に思い出すんですよね。


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