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盆休みに実家に帰省した時のこと。
庭で焼肉をしてたんだけど、
トイレに行こうとして家に一人で入ったんだ。
トイレは仏壇のある居間を突っ切っていくと近道なので、
廊下から居間に繋がる障子を開けた。
家族はみんな庭に出ていたので、
居間は電気が消えており真っ暗。
仏壇の小さなボンボリの光だけが暗闇の中に浮かんでたんだけど、
その光に照らされて、
誰かが仏壇の前にある座卓に座ってるのが見えた。
座ってたのはひいじいちゃん。
先年、七回忌をしたはずなんだが。
顔は勿論、座ってる姿勢も昔のままで、
着ている服も、
じいちゃんが生前好きだった青のチェックのチョッキにポロシャツ姿だった。
こういう類の現象は生まれて初めてなので、
かなりビックリしたけど、
ホントに亡くなる前のじいちゃんそのままだったので、
怖いという感じはあんまりなかったな。
その後、普通にトイレ行って、
夜は酔っ払ってその居間で寝たし。
むしろ、ひいじいちゃんを見たのが迎え火を焚く前だったので、
「さすがひいじいちゃん」
ってちょっとおかしかった。
生前は、
すごくせっかちで出掛ける1時間も前から
玄関に座ってるような人だったから。
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