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金曜の仕事が終わって
同僚達と飲み会になった。
酒に強くないのにしこたま飲んだもんだから、
ぐでんぐでんに酔っ払って家に帰った…
つもりだったんだけど、
気が付いた時には道端に大の字で寝てた。
どうやら家に着く前に力尽きたらしい。
まぁ、起きたんだけど、
頭がグルグルするわ気持ち悪いわで
立てずにしばらく地べたに座ってたら、
視界の隅にヒラヒラと何かが見える。
何だ?と思ってそっち見たら、
コンクリートの塀から右腕が生えてておいでおいでしてた。
自分で言うのもバカらしいんだけど、
人間泥酔してると判断力が低下するのね。
何を思ったか、
おいでおいでしてる手の方に向かって座り直し、
両手でガッチリ握手してしまった。
手は温かくも冷たくもないんだけど、
しっかり握ってる触感はあった。
でもその瞬間、
その手はビクッとなって、
嫌なものでも振り払うように俺の手を振りほどいて
塀の中(?)に消えていった。
…何かちょっとショックだった。
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