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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】着物を着たおばあちゃん

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小学校1年生の頃、
よく自分ちのお墓があるお寺でひとりで遊んでいた。

池の鯉をみたり、
お寺に飼われてた猫のミケと遊ぶのが楽しかった。

じいちゃんのお墓にお参りして、
周りに生えてるタンポポを摘んでお供えしたりしてた。

ある日、
いつものようにタンポポを摘んでいたら、
着物を着たおばあちゃんが声をかけて来た。

「泉さんとこの和子ちゃんでしょ?
しばらく見ないうちに大きくなって」

と、おばあちゃんは笑ってた。

おばあちゃんはどこのお家のおばあちゃんかって聞くと、

「山口先生のとこのおばあちゃんよ」

と答えた。

山口先生は近所の小児科の先生で、
私も熱をだしたりするとその先生の所で診てもらってた。

「おばあちゃんね、迷子になっちゃったのよ。
お墓までは来れたのに、
先生のお家まで行く道がわからなくなって困ってたの」

大人でも迷子になるんだんね。

あっちの門を出て、まっすぐ行って、
車がたくさん通ってる道を左に曲がって、
またまっすぐ行くんだよ。

信号は渡っちゃだめだからね、
と教えてあげた。

おばあちゃんは

「どうもありがとう。
きちんと教えられて偉いわね。
これはお礼」

と言って、
明治ミルクキャラメルをくれた。

その夜風邪をひいたのか熱をだした。

夜の8時頃、
山口先生が往診に来てくれて、
お尻に注射をうたれた。

偉いねって褒められた事を言いたくて、
昼間の事を話して、
先生のおばあちゃんからもらった明治ミルクキャラメルを見せた。

先生と母親はびっくりしたように顔を見合わせた。

私は多分そのまま眠ってしまったんだろう。

目が覚めたら朝になっていて、
熱もすっかりひいていた。

あとから知ったんだけど、
おばあちゃんは前の年になくなっていて、
事情があり分骨したんだそうだ。

キャラメルはおばあちゃんの大好物で、
入れ歯につかないように、
一粒をゆっくり時間をかけて噛まずになめてたんだって。


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