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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】田舎のテンプレ

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生まれてずっと育った場所があってさ、
まぁ田舎のテンプレと言うか、
山川海のぼくの夏休みみたいなね。

昔話や土地神様みたいな話ってのも特にない所でさ、
あるとすれば、どこのどこのお坊さんがここを本山にお寺開いて~。

まぁ古い寺がある所はどこもそんなもんだろう。

その山ってのが先祖代々うちの持ち物なんだが、
うちが開祖の子孫…てわけでもなく、
まぁ持ってるとは言え全体ってわけでもないしね。

山の中にある御堂はお寺さんのものだし、
春の山開きの日に参拝はするくらいだ。

よくある○○様の怒りが、なんて話もないし、
祭りもするが慣習であって信仰ではない。

変な言い方だが今どきの田舎。

自分自身も田舎のテンプレ、
小中高と育ち大学進学都会に就職。

盆正月は実家に帰省と、
周りの幼馴染もそんなもん。

で、まぁ3年ほど地元を離れて働いていたんだけど、
仕事のトラブルが続いて体調を崩してダウン。

自分の所為ではないトラブルだったけど、
辞めてしばらく実家で静養することに。

実家と言っても両親は仕事関係で2年前から隣の市、
祖父母が畑しながらたまに行き来してる感じでね。

まぁみかん畑やら触りながらのんびりするかーと
祖父母の家にすることにした。

部屋は広いし生まれた時からそこにいるんだ、
仕事してる人を毎日見るのもなんか辛いしね。

そこはまぁ田舎なもんで、
帰ってきたと話になる。

幼馴染も就職したって
そう遠くない所に一人暮らしとか結婚とかいるわけで、
ちょこちょこはここに帰ってくるもんで、
久しぶりに会って飲もうぜなんて話も出てくる。

正直あんまり気乗りはしないけども、
海を見ながら縁側で、
さしつさされつ虫の声ってのもいいかなと、
幼馴染のNくんと二人で飲むことに。

他愛のない話や仕事の愚痴なんか聞くわけさ。

どこどこの○○ちゃんが結婚した、とか
お前中学の時○○先輩好きだったんじゃろ、とかさ。

で、田舎の山ってのは街灯なんてなくてさ、
あんまり遅いと猪なんかもおるからね。

まさに行きはよいよい~ってやつで、
周りの家が明かりついてるうちに帰らないと色々と危ない。

Nくんの家は麓、
うちの実家は中腹なもんで昼間は10分も歩けばいいが、
夜はそうもいかない。

Nくんも今日は泊まって行けばえぇってんで、
遅くまで飲むことにしたんよ。

「ちぃと煙草でも吸いに歩こうや」

「えぇよ、酔いもさましたいし波止場でも行く?」

「えぇね、こまい頃あっこでよー釣りやら泳いだりしょーたよね」

みたいな話しながら海までは目の前、
1分も歩けば着くし街灯もある。

えっちらおっちら歩きながら、
彼女欲しいなぁやら、
Nくんあの子とはよ結婚しちゃりーやとか、
ぐだぐだしながらふと、
じいちゃんばぁちゃんもう寝とるかなって家を見た。

光ってる、山が。

御堂のあたりでもない、実家でもない。

あそこは誰も住んでない。

なにもない。

幼い頃から見てきた木しかない場所。

登山者の明かりでもない。

そんな小さな光じゃない。

火の光でもない。

今まで見たことがない。

「Nくん…なんか光っとらん?
ほら、あっこらへん、うちの家の上の方さ…」

「なんなん。いやいや、何言いよるんよ。山は光るじゃん」

これは少し前の話で、
色々調べたところ見る人が見れば
場所バレしちゃうから詳しく書かないけど、
光る山を鎮めるために○○上人がお寺を建てた、
と郷土史にありました。

なんで光るのか、
何が光るのかはわかりません。

真夜中ってのと、
実家からは見えない位置だって事。

他の人に聞いたところ、

「あぁ、たまにね」

程度で逆に話題に出ない事。

知らなかった自分にとっては怖い瞬間でした。

っていうか鎮めたんじゃねーのかよって言う…


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