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山頂に神社と古代の祭祀遺跡がある里山(中腹まで結構開発されている)に登った。
3~4mの木々の奥にタラの若木3本発見。
芽を摘まれすぎて立ち枯れていたが、
密集する枝を上手くすり抜け斜面を下り、接近。
(子供の頃から得意)
近くで見てマナーの悪い山菜取りに立腹するも、
近辺の普通の人では入れない所を探せばまだあるかも、
枯れない程度に摘めるかな。
摘もう。
旬になったらまた来よう。
と思った後、
道に戻ることにした。
逆進は枝ぶりから面倒だからここで曲がって、、
と体を慎重に左にひねる。
『がち』
いきなり首が止まる。
動かない。
右目真正面に折れた枝が垂直にある。
メガネに当たっている。
さっきまで全く見えていなかった。
大体左目の目前を横切るように見えるはずなのに
見えていなかった。
不思議に思い、
首も体も右にひねって戻し、
もう一度『がち』。
また見えていない。
混乱する中、
無理に進むごとにとても嫌な想像が膨らむ。
(メガネの横をすり抜けて、
見えていなかった枝が目に刺さる~)
もう一度、『がち』。
以下同文。
メガネがなければ最初の時に失明している。
まずい。
もうやばい。
山で不思議なことはそこそこ経験したし、
大抵のオカルトじみたことでも平気だったが、
これはやばい。
冷や汗すら出ない。
本当に畏怖を感じた。
とてもかなわない。
生きて帰れる気がしない。
いろいろ考えた末、
声に出して山の神に詫びを入れ
2度とこの辺りには来ないと誓い、
また詫びた。
体を左にひねる。
今度は枝が見える。
道に戻り、無事山を降りた。
麓に置いてあった車に乗ったとたん
汗が噴き出した。
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