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後輩の話。
彼が通っていた小学校の裏山には、
小さいが深い沼があるのだという。
その沼辺に、
両手で抱える程もある石が落ちていた。
石塊にも個性というものがあるのか、
一目見ただけで
「普通の石とどこか違う」
と感じられるような、
変わった石なのだそう。
この石、大きさの割に意外と軽く、
子供でも持ち上げることが出来る。
これを沼に投げ込むと、
不思議なことに、
翌日には元の場所に戻っているという。
一体誰が夜の間に沼から引き上げて戻しているのか、
まったく不明である。
この石を足蹴にすると、
決まって数日以内に足を酷く怪我するのだとか。
だから彼らは、
この石に触ることなく避けていたという。
子供たちから『不思議石』と呼ばれたこの石は、
今もその沼辺に転がっているそうだ。
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