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幽霊なのか何なのか自分では判別がつかないんだけど、
小学校1~3年生の間に3度オーロラ紙で出来た人に遭遇した。
オーロラ紙っていうのが正式名称かは分からないけど、
折り紙みたいに不透明なタイプじゃなくて、
結婚式とかのお膳にカップとかで使われてる、
透明のオパールみたいなキラキラの紙?ビニール?の方。
一度目は家の中の曲がり角で。
色はピンクがかっていて、
ショートボブに幼稚園生のスモックみたいなのを着ている女の子だった。
身体が当たると、カシャカシャカシャッと
スーパーの袋をくしゃくしゃにした時のような音がした。
硬くてパリっとしてて、さわり心地もオーロラ紙だった。
二度目は遠足で行った公園のロープウェイの階段で。
紅白帽を被った男の子っぽかった。
三度目はじいちゃんちの納屋で。
こいつは子供じゃないっぽかった。
大きくて体育座りみたいにしてて、
男女も分からなかった。
オーロラ紙の人たちはただそこに居るだけなので
こっちには何もしてこないんだけど、
何故か大人になるまであのカシャカシャ音が怖かった。
覚えている限りではぶつかったりした程度だったはずなんだけど、
なんでか唇に当たった感触だけ妙に生々しく覚えてて、
怖い映画とか話とかそういうものを見ると、
唇と鼻の下辺りまであの固いカシャカシャの感触が蘇る。
なんなんだろう。
本体に怖い思い出はないんだけど、
感触とか音だけ怖いものと結びついてる。
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