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友達がむかし働いていた病院では、
措置室というものがあり、
統合失調症(昔は分裂症といってた)の患者などが、
発作を起こした時に入れられていた。
当然、自殺防止のために窓は鉄格子つき、
なにもない6畳ほどの鍵付きの部屋だった。
だが、
友人が働いていた10年ほどの間に、
そこでは二人の患者が死んでた。
一人は、
靴下をほぐしてひもをつくり、
鉄格子にかけ首吊り。
もう一人は、
靴下(と思われる)のなかに隠し持ってたカミソリの刃で、
頸動脈を切断。
その後、
その部屋は開かずの間となり、
長いこと使われなかったが、
ある日、急患で運ばれてきた患者がいた。