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“きじまさん”と言う、
あるチームの創立メンバーの友人がいた。
この人がひき逃げによる交通事故に遭ったところから、
すべては始まりました。
リーダーを含めたメンバーが病院に駆けつけた時、
『面会謝絶』の札がドアから外されたところでした。
廊下には両親がいて、
母親は泣き崩れていましたが、
父親は息子も喜ぶだろうからと彼らを通してくれました。
病室に入った彼らが見たものは、
全身を包帯に巻かれた“きじまさん”がベッドに横たわる姿でした。
四肢がなくなっていました。
両腕も両脚も切断され、
しかし点滴や酸素吸入などは無く、
ただ心電図のモニターが規則的な音を立てていた。