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小学校1年生の頃、
よく自分ちのお墓があるお寺でひとりで遊んでいた。
池の鯉をみたり、
お寺に飼われてた猫のミケと遊ぶのが楽しかった。
じいちゃんのお墓にお参りして、
周りに生えてるタンポポを摘んでお供えしたりしてた。
ある日、
いつものようにタンポポを摘んでいたら、
着物を着たおばあちゃんが声をかけて来た。
「泉さんとこの和子ちゃんでしょ?
しばらく見ないうちに大きくなって」
と、おばあちゃんは笑ってた。
おばあちゃんはどこのお家のおばあちゃんかって聞くと、
「山口先生のとこのおばあちゃんよ」
と答えた。