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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】仙人

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石じじいの話です。

じじいは石探しの途中、
かなり奥深い山中で「仙人」(修行者?)に出会ったそうです(笑)。

高山地帯でほとんど森が途切れるようなところの山の洞穴(自分が掘ったのかも)のなかに住んで、
衣類はボロボロだったといいます。

ツタや樹木の皮などで着物を補修していたそうです。

ヒゲは伸び放題。

印象に残ったのは、
黒々とした長く伸びた眉毛でした。

しかし頭髪とヒゲは白髪で素足だったと。

ある程度は厳しい四国の山奥の冬を、
どうやってその状態で過ごしていたのか?
疑問におもったそうです。

その仙人と称する人物は地元の人間ではなく、
関東大震災を経験して世の中の無常を知って
仙人をこころざすようになったと言っていたそうです。

彼の言葉には四国のなまりがなく、
いわゆる標準語だったとのこと。

文明的なものは、単純な刃物やロウソク、マッチなどもなく、
まったく「下界」との交渉を絶っているように思えたそうです。

その人物が言うのには、
仙人になるためには「腹に力を蓄える」、
「頭のてっぺんから空気を吸い込む(?)」

一日中ほとんど食事をせず、
摂るのは澄んだ水、菖蒲、野いちごやあんずの干したもののみということでした。

身体はがりがりに痩せていたが、
力は強いようだったとのこと。

彼は淡い黄色い横笛を持っていて、
それをしばしば愛おしいように吹いていたそうです。

尋ねると、それは

「若い生娘の足の骨だ」

と言うので、
じじいは仰天しました。
(なんかチベット密教<ラマ教>にでてくる話のようですね)

仙人とその「生娘」との間になんらかの関係があったような口ぶりでしたが、
それを詳しく尋ねることはしなかったし、
する雰囲気でもなかったとのこと。

じじいは興味を持って、
二晩その洞穴(仙人の住居)に滞在しました。

他にもいろいろなことを聞いたが、
ほとんど忘れてしまったそうです。

その後、彼が別れるとき、
その仙人は別に名残惜しいという態度も示さず淡淡と別れて、
去っていくじじいを一瞥たりともしなかったということです。

別れ際に、彼が自ら作ったという薬(丸薬)をくれました。

頭痛や腹痛、発熱、関節痛などのときに、
それを少し削って服用すると不思議と症状が緩和されたそうです。


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