FC2ブログ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

ホーム > じわじわ来る怖い話 > 【じわ怖】じじい狩り

【じわ怖】じじい狩り

スポンサーリンク



石じじいのはなしです。

じじいが昔話をしてくれていたとき、
唐突に言いました。

「おっちゃんは、狩られたことがあるんよ」

?と思いました。

当時は、「オヤジ狩り」という言葉はなく
(そのような行為はありましたが)、
すぐには理解できませんでした。

じじい曰く、

「山に登っとったときにのう、銃で撃たれたんよ。
あれにはまいったい」

それは単に猟師による誤射や悪戯ではないか?と思ったのですが、
彼の遭遇した「狩り」は以下のものでした。

じじいが山道を歩いていたとき、
突然銃声がして、
近くの樹木の幹に跳弾したそうです。

兵役経験のあるじじいは、
すぐにこれは銃撃だ!と気がつき身を伏せました。

すると二発目が。

一発目よりも彼の近くに着弾しました。

じじいは背負っていたザックを捨て、
金属のバールだけを持って、
ほふく前進で低木の生い茂った道の脇を移動しました。

さすが元大日本帝国陸軍衛生兵。

ほふく前進は得意です。

もといた場所から10メートルくらい離れたときに、
彼の近くの地面に銃声とともに着弾しました。

射撃者はじじいの位置を知っているかのようだったと。

身の危険をひしひしと感じ、彼はどんどん進んで、
そして意を決して立ち上がって山道を走り始めました。

そこに、さらに至近距離に一発銃弾が。

5分ほど全力で走って、
息が上がったじじいは道路際の茂みに身を隠しました。

すると、目の前の道の上に一発着弾。

ここでじじいは、おかしい!と気がつきました。

銃撃は道の山側、
山のほうから行われています。

そこには道がないのに、じじいに追いすがって、
おくれることなく正確に撃ってくる。

じじいは少し死を覚悟したそうです。

そのまま彼は道から離れて山の斜面を這いながら下って、
大きな樹木に身を隠しました。

夜を待ったのです。

その日の夜は闇夜だったそうですが、
それに乗じて彼は森のなかを這いずって山をくだりました。

「生きたここちがせんかったわい」

進んでは潜みを繰り返しながら薄明るくなってきた時に、
山道にでました。

その道をおそるおそる下っていると、
道の地面に銃の薬莢が散らばっていたそうです。

じじいは怖くなって、
その薬莢の一つを急いで拾ってポケットにしまうと、
また必死で走って里までくだりました。

それ以降は撃ってはこなかったそうです。


関連記事

スポンサーリンク

コメントの投稿





この記事のトラックバックURL
http://jiwakowa.biz/tb.php/3665-59d70430