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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】鮎釣り

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友人の話。

山奥の渓流に、
鮎釣りに出掛けた時のこと。

その河原に鮎師の姿は無かったが、
その代わりに色々な道具が置いてあった。

無造作に投げ出された、
高価そうな鮎竿。

天然木で作られた綺麗なタモと、
水に半分浸けられた囮缶。

使い込まれた風なクーラーボックスとザック、
仕掛けを作るための道具箱等。

鮎竿は組まれた状態で、
仕掛けもちゃんと付けてある。

ただ、仕掛けの囮鮎が死んでいた。

誰かが釣りの途中で場を外したのだろうかと思ったが、
どうも様子がおかしい。

近くに寄るとタモの上に、
これまた死んだ鮎が載っていることに気がついた。

まるで、釣り上げた鮎を針から外した直後に、
当の釣り人がパッと宙に消えた。

……そんな情景を想像してしまった。

「誰かいませんか?」

そう呼ばわりながら、
囮缶を開けてみた。

白い腹を上にした囮鮎が何匹か、
その中に浮いている。

やはりすべての鮎が死んでいた。

どうにも不気味だったので、
別のポイントで釣ることにしてそこを離れた。

帰り際にも覗いてみたが、
道具は彼が見た状態のままで捨て置かれていた。

釣り人が帰ってくる気配はない。

一応漁協に報せておいたが、
今に至るも詳細は不明のままである。

「事故じゃなかったのならいいんだけど、
ちょっと気持ち悪いよね」

そんな事を言いながら、
彼は相も変わらずそこの沢に通っているそうだ。


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