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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】煙草ヤニ

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友人の話。

親戚の持山で作業を手伝っていた折、
休憩して煙草でも吸うことにした。

何口か吸ったところで、
後ろの藪から唸り声が聞こえてきた。

何かいるのかと振り返ると、
いきなり

「バシャッ!」

と水を掛けられた。

これが結構な水量で、
全身がズブ濡れになる。

「誰だっ!?」

あまりのことに怒鳴り声を上げたが、
藪中には誰もいない。

おかしい、
振り向いてからこっち、
藪から目を離してはいないのだが。

動く者があれば、
即座に気がつく筈なのに。

結局、悪戯の犯人は見つからなかった。

後で合流した親戚に愚痴ると、
こんなことを言う。

「あぁ、あそこでモク(煙草)吸っちゃ駄目だよぅ。
御免御免、注意しとくの忘れとった」

詳しく聞いても、ただ

「あそこには煙草ヤニを嫌う何かが居る」

とだけしか教えてくれなかった。

というか、
その親戚自身もそれについて詳細は知らない様子だ。

「うちの男共は皆、
少なくとも一回はあそこで水をぶっ掛けられてるんよ。
相手は目に見えんから、追っ掛けることも出来やぁせん。
あそこ以外なら別に何ということもないから。
変なモンに喧嘩売ることもないでしょ、
少し下りてから吸いんさい」

以来彼は、
親戚の山仕事を手伝う際には、
作業場から離れて一服している。

「納得いかないけどな」

憮然とした顔でそう言っていた。


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