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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】侵入

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知り合いの話。

飼っていた猫が外のガレージで仔を産んだ。

そのガレージは山に面した奥側にあり、
家族の他は誰も入らない。

猫好きとしては是非抱き上げたかったが、
母猫を刺激するのも良くないと考えて、
仔猫がしっかりするまであまり近よらないことにした。

そんなある晩、
不穏な叫び声で目を覚ました。

猫だ。

母猫が興奮していきり立った鳴き声を上げている。

ガレージに駆け付けると、
山側の窓が破られ、
そこから黒くて細い物が侵入していた。

何というか、
特撮のストップモーションみたく、
カクカクとした不自然な動きだった。

「仔猫を獲りに来たのか!?」

側にあった鉈を手にし、
必死でそれに叩き付ける。

何度も斬り付け、
半ばから切り落とすと漸く、
それは外の闇へ引き上げていった。

明かりを点けて残骸を確認する。

ガレージに残されていた物はすべて、
細く拗くれた柳の枝だった。

摘み上げてみたが、
先程の騒ぎが嘘のように、
ピクリとも動かない。

「古柳ってのは化けたりするのかねぇ。
家の近くには、柳なんてどこにも生えてないんだけどな。
まぁ、仔猫が攫われなくて良かった良かった」

ちなみに現在、
猫は屋内の納戸で仔を産むようになっているそうだ。


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