FC2ブログ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

ホーム > じわじわ来る怖い話 > 【じわ怖】キャンプ

【じわ怖】キャンプ

スポンサーリンク



山仲間の話。

一人で入山していた、初夏の朝。

目が覚めてから、
朝の空気を吸いに顔をテントの外へ突き出してみる。

そこに見えたのは、
記憶にあった山の風景ではなかった。

辺り一面、
見渡す限り金色の海が広がっている。

たわわに実った稲田の真ん中で、
彼はキャンプしていた。

テントの中に顔を戻し、
混乱した頭を必死でまとめようと努力した。

……駄目だ。

何故自分がこんな場所にいるのか、
さっぱりわからない。

季節も場所も、
まったくあり得ない状況である。

とその時、
テントの外から間延びした声が掛けられた。

「あー、間違えた間違えたー。御免、御免よー」

誰だ今の!?

慌ててもう一度、顔を入り口から突き出す。

そこは記憶通りの、
新緑に覆われた山の風景に戻っていたという。

周りには誰の姿も確認できなかった。


関連記事

スポンサーリンク

コメントの投稿





この記事のトラックバックURL
http://jiwakowa.biz/tb.php/3552-fc38c57f