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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】実家の裏手にある崖で遊んでいた

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知り合いの話。

その昔、盆で里帰りした時のこと。

まだ幼かった彼は、
兄と二人で実家の裏手にある崖で遊んでいた。

と、いきなり兄が上を見上げたまま、
口をポカンと開けて動かなくなる。

何を見ているのかと、
同じように顔を崖の上へと向けた。

赤い女性が、
崖の中腹に張り付いていた。

赤い帽子に赤いワンピース、
ご丁寧なことにブーツまで真っ赤だった。

スカートから覗く白い腿が、
妙に強く記憶に残っているという。

その他の特徴はあまり憶えていない。

女はスルスルと滑らかな動きで崖を登り続け、
一番上まで達すると、
そのまま流れるように山奥へ姿を消した。

我に返った兄と一緒に、
実家の祖父へ報告しに行く。

「真っ赤な女の人が崖を登っていったよ、変なの」

そう話した次の瞬間、
祖父は怖い顔になり大声で詰問してきた。

「顔は、その女の顔は見ていないだろうな!?」

祖父の剣幕に驚きながらも、

「見てないよ」

と返事をする。

すると祖父は心底ホッとした風になり、

「今日と明日はもう裏で遊んじゃいかんぞ、
目が合うといかんけん」

と真剣な表情で言った。

その年は結局、
それ以上外で遊ぶことなく、
家へ帰ったのだという。

「結局その後、
あの赤い女をまったく見てないんだよね。
アレが何だったのか、
詳しく聞く前に、祖父ちゃん死んじゃった。
他の家族は全然知らないって言うし。
ただまぁ、見ていて気持ちの良い女性じゃなかったな」

現在は、兄も彼も自分の子供を連れて、
そこへ里帰りするようになった。

子供らは幼い頃の自分達のように、
崖で楽しく遊んでいるらしい。

しかし遊ばせる前に、
兄弟は必ず崖を確認しているのだそうだ。

そこに赤い女が張り付いていないことを。

「よくわからんけどさ、
目が合ったら嫌なことになりそうじゃない?」

そう言って彼は肩を竦めた。


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