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同業者の話。
田舎の山道で、
給水管を埋設する仕事をしていた時のこと。
舗装本復旧の準備で、
アスファルトをカッターで切断するというのが
その日の業務内容だった。
道路をカッターで切る際には水を用いるので、
結構な量の泥水が発生する。
それを洗い流そうとカッターから給水ホースを外し、
道路に向け直した。
一寸目を離した隙に、
道路上の泥塊は白く変色していた。
指で触ってみるとまったく濡れておらず、
硬く乾いている。
黒く染まっていたアスファルトも、
元の瀝青色に戻っていた。
さっきまで水浸しだった山道が、
一瞬で嘘みたいにカラッと乾き上がっていた。
何でそのような現象が生じたのかは、
全然わからないという。
「そんなこと疑問に思うよりも、
乾ききった泥土を綺麗にするのが大変だった」
というのが彼の感想だった。
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