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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】余所の人

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仕事仲間の話。

昔、大きな公共工事に従事するため、
山奥の集落に長逗留したことがあるという。

一軒だけある居酒屋に、
毎晩のように出かけていたそうだ。

ある夜、
仲間五人で千鳥足になりながら、
宿まで帰る途中のこと。

通りをいい気分で歩いていると、
何かが前方より転がってきた。

古い笊だった。

彼らの目前まで来ると、
そこで倒れて横になる。

どかそうとして手を伸ばすと、
突然、笊の目一つ一つが本物の目玉に変じた。

幾つもの人間の眼球、
それが一斉にギロリと彼らを睨め付ける。

皆が悲鳴を上げ尻餅をつくと、
笊は煙のように消えてしまった。

居酒屋まで必死で逃げ帰り、
店主に今見たモノのことを話すと、
こんなことを言う。

「ここいらじゃ、
ザロコロゲ(笊転げ)って呼ぶんだけどね。
読んで字のごとく、古くなった笊のお化けだよ。
出なくなって随分と経ってるんだけど、
あんたらみたいに余所の人が大勢来たもんだから、
奴さん、ついつい張り切っちゃったんだろうさ」

そう苦笑しながら、
店主は水を出してくれたのだという。


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