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【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】天狗が住んでいる

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友人から聞いた話です。

彼の実家の近くに、
天狗が住んでいると言われている山と神社があります。

その山は今でも修験道とか山伏のような格好をした人が、
修行をしにくる事がたまにあるそうです。

年に一度、その神社では祭りがあり、
祭りの日には天狗が山の隠れ家から出てきて
神社に泊まっていく、
という言い伝えがあります。

毎年、
彼は青年団として祭りを手伝っていて、
その年も祭りの準備をしていました。

そのお祭りは宵の口から始まって、
終わるのは夜中という祭りなので、
準備は昼過ぎから始まりました。

その日は朝から曇り空で、
下手をすれば雨になるかもという様な天気だったので、
彼は祭りの準備をしながら空ばかりみていました。

休憩の時、
空を見上げた拍子に山の頂上が目に入りました。

その山の頂上は岩がむき出しで、
人がいると見ただけで分かるそうです。

その山頂に誰かが立っていて、
空に向かい扇子のようなもので扇いでいました。

近くにいた人に

「あれ、何やってるんですかね?」

と指差しても、

「あん?何もねえじゃねえか」

と言われ、

「おかしいなあ」

と思いつつも
作業に戻りました。

準備も終わり、
解散になったとき山を見上げると、
まだ誰かが空を扇いでいました。

「一体、何してるんだろ?」

と気になった彼は、
その人影をずっと見ていたそうです。

何本かタバコを吸って、
いい加減飽きたなあと思い、
帰ろうと回れ右をしたところ、

「これで大丈夫」

と声が聞こえたような気がしました。

辺りを見回しても誰もおらず、
山を見上げても人影もいません。

とりあえず帰路につき、
道々で空を見ると、
雲が薄くなり
少しばかり晴れ間が覗いていました。

その年の祭りは天気もよく、
盛況だったそうです。

祭りの最中、
一服したくなった彼は本殿の裏に回り、
一服していると、

「どうじゃ、凄いじゃろう?」

と上から聞こえた気がしました。

見上げると、赤い顔に長い鼻、
山伏の装束のそのままの天狗が、
本殿の屋根に座っていたそうです。

彼が一瞬、
瞬きをすると、
既にいなくなっていたそうです。

「やっぱり、天狗っているんだよ」

そういって彼は話しながら興奮していました。


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