【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】ユウダチ

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消防の時の話。

俺の母方の実家も山の中。

半端じゃなく山だった。

今では婆さまが亡くなって、
爺さまはお袋の姉の家に移っちゃったし、
もう行く事もないと思うけど。

夏休み、
親子連れだって田舎に遊びに行った時、
ちょっと怖い体験をした事が何度かある。

真夏の炎天下、
虫取り網を片手に、
近くの林に虫を取りに行くため畦道を歩いていた。

ふと田んぼを見ると、
なんかモヤモヤとした陽炎の中に、
白い物体が漂っている。

何だろう?と、
ぼんやり見つめていると、
全身の力が抜けて、
頭がぼんやりして来た。

一度、熱射病になった事があるけど、
あの時とは全然感覚が違ってた。

頭から血の気が失せていく感じ。

その時、
軽トラで通りがかった近所のオッサンが、
俺の異変に気づいてくれたのか走り寄ってきて、
俺を抱き上げると、田んぼの中に立たされた。

しばらくすると、
頭のぼんやりが消えていき、
目の前にかかっていた白いモヤのような物が
晴れていくのを感じた。

見ると、
さっきまで白い物が漂っていた場所には
何もなくなっていた。

「あぶねぇ、ユウダチは見ちゃならねぇ」

と、頭をゴツンとやられた。

その後、軽トラで家まで送ってもらい、
その事を婆さまに話すと、
婆さまはオハギを作り始めた。

3つ作ったオハギの1つは俺に、
1つは近所のオッサンに、
最後の1つは田んぼに放り込んだ。

で、最後に頭をゴツンとやられた。

農作業から帰って来た爺さまにも、
その事を話すと頭をゴツンとやられた。

あの白い物体は謎だけど、
1日になぜ俺が3回も頭をゴツンとやられないといけないのか、
その方が謎だった。


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