【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】お手伝いさん

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おばあちゃんに聞いた、
ささやかーな話。

母と二時間ドラマを見ていて、

「お手伝いさんの名前って大抵○○やねえ」

と言ったら、
母が

「そういやママが子供のころにいた
お手伝いさんの一人も○○ちゃんやったわあ」

「お手伝いさんなんていたの!?」

つい今の時代と照らし合わせて驚いてしまったけど、
大金持ちというわけでは無いけど、
戦前から田舎町の名士という感じの祖父母の家は大きく、
お手伝いさんがいても不思議ではないことなのかもしれません。

後日、祖母の家に行った時に、
その事を聞いてみました。

「昔はこの家に○○さんって、
お手伝いさんおったんやってねえ」

「ああ、○○ちゃんって子がおってなあ…」

その○○ちゃんというお手伝いさんは、
田舎村から奉公に来ていた、
まだ16、7歳の少女だったらしい。

曾祖父母、祖父母も○○ちゃんを可愛がり、
母や弟二人も懐いていて、
特に、よく買い物に行く商店のおばさんが
彼女を可愛がっていたそうです。

祖母がお誕生日か何かにプレゼントしてあげたコートが彼女は大好きで、
どこに行くにも着ていき、
商店のおばさんに褒めてもらったら、

「奥様に買ってもらったの」

と嬉しそうに言っていたそうです。

でも、数年後、
○○ちゃんは結核にかかってしまい、
田舎に帰らざるを得なくなりました。

「帰りたくない」

と泣いていたそうですが、
そういうわけにもいかず、
祖母も

「実家でゆっくり静養して、
治ったらまた雇ってあげるから戻っておいで」

と言い、
迎えに来ていたご両親に預けました。

数ヵ月後、
商店のおばちゃんが祖母に言いました。

「○○ちゃん、帰ってきたんやねえ!
でも先日声かけたら無視されてん?
どうしたんやろ?」

でも、○○ちゃんは帰ってきてません。

「よく似た子やないかしら?」

「でも、あの、
あんたに買ってもらったていうコート着てたよ?」

「それなら間違いないわねえ?
じゃあ近くに来てたんかしら?」

数週間後、
○○ちゃんの母親から、
○○ちゃんが死亡した旨の手紙が届いたそうです。

商店街のおばさんが
○○ちゃんを見た日に亡くなっていたようです。

祖母は

「この町に戻ってきたかったんやねえ…」

と呟いていました。


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