【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】定年後に自宅で個人塾を開いていた爺さん

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10年くらい前に、
近所で火事かあった。

夜中だったけど、
サイレンの音で起こされてベランダから見ていたら、
類焼の恐れがあるからって避難させられた。

焼け跡から、
教員定年後に自宅で個人塾を開いていた爺さんの遺体が見つかり、
火元は爺さんの寝煙草だった。

それから数年、
爺さん宅の焼け跡は小さな公園として遺族が整備し、
解放してある。

所詮は個人宅の跡地、
大した広さはなく、
小学生が数人で遊べるレベル。

町内会の掃除の時に子供から聞いたのだが、
この公園には爺さんの幽霊が出るらしい。

普通の爺さんの格好で、

「勉強で分からない所はないか?」

と聞いてくるという。

教科書とノートをベンチに広げて爺さんに教えて貰い、
勉強に夢中になっているうちに、
いつの間にか居なくなっているらしい。

それで実際に、
落ちこぼれ児が勉強得意になったと言うから驚く。

その子が道徳の時間に

「公園の掃除をしたい」

と言って、
学級全員で大掃除をしたこともあるらしい。

経営していた個人塾で、
不登校児を更正させたり、
家庭環境の悪い子の勉強の場として解放したり、
夫婦喧嘩が始まった時の避難先に使わせていたり、
勉強より世話上手で知られていた。

「死んで何も無くなっても、知識は財産だよ」

って爺さん幽霊がそう言ってたーと、
無邪気に笑う子供が眩しかった。

そういえば、
公園のすみで一人でエグエグ泣いてる女の子とか、
ベンチにノート広げて勉強してる子とか、
たまに見る気がする。

爺さん・・・
生きているうちから凄い人だったらしいけど、
死んでからも凄いよ。

死後10年経ってもまだ、
爺さんに頼る子供が居るんだからね。


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