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今から20年前の話。
近所にわりと大き目の空き地があって、ド
ラえもんでのび太達が野球やっているような感じの所なんだけど、
放課後や夏休みはしょっちゅう集まって、
サッカーやら野球やらやってた。
夏休みの終わり頃、
いつものように遊んでて、
夕暮れ時、いつもは誰かしら友達と帰るのに、
なぜかその時だけは一人きりで取り残されてしまった。
心細くなって帰ろうとした時に、
後ろから「さようなら」って、
小さな女の子っぽい声が確かに聞こえた。
振り向いても誰もいなかったけど、
特に気にもせずにその日は帰宅した。
夏休みが明けて、
一週間ぶり位ににその空き地に遊びに行ってびっくりした。
マンションが建ちますっていう感じの看板があって、
もう入れないようにされてた。
最後に空き地が僕に挨拶をしてくれたように思えて、
すごく寂しかった。
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