【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】雷オヤジ

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最近ではあまり見かけませんが、
20年ほど前までは「雷オヤジ」というのが
町内に必ず一人や二人いて、
近所の子供がいたずらをしたりすると、
容赦なく怒鳴りつけられたりしたものでした。

僕の祖父はその典型的な雷オヤジで、
小学校のクラスでも

「お前んとこの爺さんは怖い」

と、悪ガキ共がみんなびびるような存在でした。

その祖父も寄る年波には勝てず、
つい数年前、長い寝たきり生活の後息を引き取りました。

さて、その祖父の葬儀の時ですが、
喪客のなかに40代後半位の中年男性のグループがありました。

見たことない人達だなあと思っていると、
彼等は実はかつてこの町内で評判の悪童グループで、
祖父とはまるで仇同士のような存在だったということです。

そのおじさん達の中の一人に、
今はバイク店を経営しているという人がいて、

「うるさい爺さんだったが、
あの人がいなかったら俺達は皆もっとひどくグレてた」

と祖父の思い出を語ってくれて、
祖父は本当は子供たちから愛されていたんだなと、
僕は何だか祖父のことを誇りに思いました。

さて、ここまでは何の問題も無かったのですが、
そのおじさん達の一人にちょっと酒乱ぽい人がいて、
葬式の最中に大声で他の人にからんだりしていました。

一緒に来た人が止めていたのですが、
その時突然「ガタッ」と大きな音がして、
しっかり固定されているはずの遺影が床に落ちてきました。

すると、さっきのバイク屋の人が、

「ホラ、悪さするから爺さん怒ってるじゃないか」

と言い、酒乱の人もおとなしくなりました。

あまりオカルトっぽくないけれど、
死んでまで祖父は雷親父でした。


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