【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

ホーム > じわじわ来る怖い話 > 【じわ怖】ご馳走

【じわ怖】ご馳走

スポンサーリンク



怖いってわけでもないけど、祖母が亡くなった時の話。

ボケて寝たきりで要介護だったにも関わらず、
突然元気になって朝早く起きてきて、
台所で料理をしてた。

朝起きて、私含め家族はビックリ。

「おばあちゃん、どうしたん」

と母が尋ねたら、

「○○(戦死した祖母の弟)から電報が届いて
今日来るって言うから、ご馳走を作ってる」

と言ってた。

日ごろからボケてたのもあって、
ボケちゃってるね…くらいにしか思ってなかったけど、

「足が思うように動かないから、
コレとコレを買ってきて欲しい」

と私がお願いされて、
言われるがままに買い物へ。

買ってきたら、
ここ何年寝たきりだったのは何なの?
というくらい機敏に料理し始めて、
家族全員びっくりを通り越して唖然状態。

足の筋肉もほとんど退化(って表現があってるかわからないけど)して、
立つのもやっとだろうに、
せっせと料理して

「早く来ないかな、何年ぶりだろう。
○○ちゃん(私)会うの初めてね」

と嬉しそうにしてた。

最後に煮物の味をみて

「できた。ちょっとトイレ行ってくる」

と言って、
台所から出て廊下に行ったところで倒れて、
母が

「おばあちゃん!?」

と抱きかかえたら、
そのまま亡くなった。

母が

「救急車呼んで!」

と叫んで、
私が電話して救急隊員が来たけど、
すでに息もなかった。

おばあちゃんが作ってくれた料理を食べたいけど、
悲しくて喉を通らないのとで、
家族全員どうしていいかわからず、
でもせっかく作ってくれたから、と泣きながら食べて、
とりあえず一人分を器に盛って、
おばあちゃんの部屋に置いた。

お通夜が終わって母がおばあちゃんの部屋に入ったら、
器に入れてた食べ物全部なくなってた。

「誰かこの部屋入った?誰が食べたん?」

と母が親戚中に聞いたけど、
みんな知らなかった。

「弟さん本当に来たのかもね。お迎えかな」

と誰かが言い始めて、
それで納得してた。

あれから10数年。

いまだになんで空になってたんだろうと、
家族全員が不思議に思ってる。

今から思うと、
ちょっと怖いなーと思った。


関連記事

スポンサーリンク

コメントの投稿





この記事のトラックバックURL
http://jiwakowa.biz/tb.php/2556-ae0a19bd