【じわ怖】じわじわ来る怖い話まとめ

【じわ怖】じわじわ来る怖い話をまとめました!サラッと読めるものの実際起こってしまいそう、後味が悪い、人間が怖い。ふとした瞬間に思い出してしまい、じわじわと来る感覚をお楽しみください。

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【じわ怖】樹海の仲間達

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事業に失敗し、
負債を抱えてしまった。

決して返せない額ではなかったが、
すっかり気力を無くし、
死に場所を求めて富士の樹海をさ迷っていた。

何時間も歩き続けて、
いつの間にか夜になっていた。

ふと、人の声が聞こえた。

周りを見ると、
ぼんやりとした人影達がそこかしこにいた。

不思議と怖いとは思わなかった。

ただ漠然と

『こんなに居るのか…』

とは思った。

相変わらず周りからはボソボソと声が聞こえる。

最初は何を言っているのか分からなかったが、
徐々にはっきりと聞こえるようになった。

「止めておけ」

「引き返した方がいい」

「何もこんな所で死ぬことはない」

すると足元に違和感を感じた。

見てみると、
腐敗した死体を踏んでいた。

死体の頭がこちらの方を振り向いた。

「分かるでしょう?
ここは人の死ぬ場所じゃない。
死んだ所で何処にもいけない。
ずっと此処から出られない。
正直、後悔しているわ…」

もはや性別すら分からなくなった死体は、
女性の声でそう言った。

その後の事はよく覚えていない。

気がついたら樹海の外にいた。

あれが現実だったのかは判らない。

「ただあの後、もう一度やり直す事は出来た」

そう言って、父は私の頭を撫でてくれました。


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