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1981年4月5日、
中山競馬場A投票所裏のトイレで、
1人の中年男性が自殺。
この男性は剥き出しにした電気コードを、
自らの左胸にガムテープで貼り付け、
換気扇用コンセントに自ら差し込んで絶命。
新聞は、
『50歳ぐらい。身長165センチ、
スポーツ刈りで紺色のスリーピース、
カーキ色のレインコートなどを着て』
と、その容貌を描写している。
競馬新聞に赤のサインペンで走り書きされた遺書には、
『おれはお馬で人生アウト。もしできたら医学用に使ってください』
と記されてあった。
(『馬鹿だなオレは。お馬で人生アウト。ごめんなさい、マヌケより。』
と記されていたとするサイトもあり)
自殺の方法からも、
計画の上で競馬場に現れたのだろう。
そして、
「当たったら人生をやり直そう。しかし外れてしまったら…」
という、
一世一代の大勝負に人生を賭けたのだろう。
そして、彼の本命にした馬は来なかった。
遺書は彼の生き様そのものを物語っているようだ。
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